ネット上やTVでは、よくいろいろな人気ランキングが発表されているが、この人気を気にするのは特に女性の方が多いように思う。
この傾向は、フッションや流行を追いかけるのと同じで、自分の意思や考えがあまりなく、とりあえず人気の上位に乗っかっておれば間違いないと言う傾向がとても強い。
その為、子供の教育に熱心な母親が子供の進路を考える際、大学に進むまでは何事にも対応できる様、薄く幅広い知識の習得を目指した普通科の進路を勧める方が多い。
しかし、あらゆるジャンルの職業が多様化して知識の幅が膨らんだ現在は、何かに特化した能力がなければなかなか満足のいく生活は望めない。
母親は、いつまでも自分の子どもを子ども扱いするが、すでに中学に進む頃には、子どもは自分の考え方をしっかりと持ち出すので意見が食い違い言い争いが起きやすくなる。
これが俗にいう反抗期といわれるものではないだろうか。
昔ならば16までには既に元服を迎えて、子どもが大人の仲間入りをしていた。中学生を過ぎるあたりには、大人は同じ目線で子どもの意見をしっかり聞くべきではないかと感じる。

数ある職業の中で、仕事内容のバリエーションが広いものといえば看護師。看護師の求人において診療科の人気ランキングや口コミ評価などがあるが、本来ならば看護学校で一通り各診療科の特徴を学び、自分の意思としてその方向性を見出すまでは、このような人気ランクは逆に潜在的なイメージがついてしまいあまり芳しくはないように感じる。
また、最近は看護師の転職における勧誘が盛んに行われているが、人気やクチコミで転職をしても、その職場が必ずしも評判通りという訳ではない。
最終的に職場を楽しくするのは、本人の気持ちの持ち方がとても大切であると感じる。人気ランキングや口コミを鵜呑みにしすぎるのはよろしくないことだ。